コーティングのメリット
コーティングのメリット
コーティング剤の種類ごとのメリット・デメリット
自動車のコーティング剤には、ワックス、ポリマーコーティング、、市販簡易ガラスコーティング、業者施工ガラスコーティングなどの種類がありますが、
その基本的な使用目的はどれも同じ。すなわち、塗装面の保護とツヤ出しのために、車の表面に塗布して使用します。
しかし使用目的は同じでも、コーティング剤によって性質は異なり、それぞれにメリットもあればデメリットもあります。
施工する際には、そうした種類ごとの性質の違いや、メリット・デメリットをきちんと踏まえた上で施工することが肝心です。
ワックスのメリット・デメリット
たとえ自動車に詳しくなくても、自動車用コーティング剤と聞いて真っ先に思い浮かべることができるのが、この「ワックス」だと思います。
それだけワックスは、コーティング剤としてメジャーな商品となっています。
ワックスというのは簡単に言ってしまえば油脂のこと。油ですから、車の表面に塗れば水をはじくことができますし、またツヤだって出ます。
この撥水効果とツヤ出し効果の高さこそが、ワックスの最大の特徴だと言えます。
あとはコストが比較的安価である点もメリットとして挙げられます。
その一方でデメリットもあります。
先ほどコーティング剤の基本的な使用目的は「塗装面の保護とツヤ出し」だと書きましたが、ワックスはツヤ出しには優れるものの、
塗装面の保護にはあまり効果がありません。それどころか、有機溶剤のワックスの場合には、反対に車の塗装面を傷つけてしまう恐れもあります。
車をピカピカに磨いて屋内にて観賞用飾っておくだけなら良いのですが、普段使いする人のコーティング剤としては、塗装面の保護の点で意味が無いと言えます。
本物のガラスコーティングを施工された事の無い方は市販品のワックスでも満足してしまっているのが現状です。
ポリマーコーティングのメリット・デメリット
ポリマーコーティングの原理も、基本的にはワックスと同じです。ただ、植物性油脂や石油系油脂を主原料とするワックスと違って、
ポリマーコーティングではフッ素樹脂という人工的な被膜を用いるため、ワックスと比べると塗装面の保護効果が高く、
また持続性も約6カ月~1年に及ぶといったメリットがあります。
しかし、そのぶんワックスよりもコストがかかり、また保護効果や持続性が高いと言ってもガラスコーティングには及ばない為、
どっちつかずのコーティング剤とも言えます。
お金に余裕があり年に1回再施工する方には良いコーティングとも言えます。
ガラスコーティングのメリット・デメリット
その名前のとおり、成分にガラスの元素を含むコーティング剤のことです。強力なガラス被膜を形成することで、自動車のの塗装面を傷や汚れから守るとともに、
ガラスのような透明感のある輝きを付与することができます。また、持続性が凄く高いため、ワックスやポリマーのような頻繁な塗布が不要で、
そのぶんお手入れが楽といったメリットもあります。
デメリットとしては、元々が業務用の商品であったため、ワックスやポリマーと比べると高価である点が挙げられますが、しかし現在では、
価格もだいぶ下がってきています。
何より、大事な愛車のことを考えれば、多少費用がかかっても、傷や汚れからしっかりと守り、
塗装面をピカピカに輝かせてくれるガラスコーティングをやはり選びたいものです。
市販品と業務用のガラスコーティング剤は全く別物で、ただガラスコーティングをしただけでは広告にあるツルツルの塗装面にはなりません。
プロによる下地処理で如何に磨きあげたかが肝心なところです。